福島県相馬市とシダックスフードサービスが避難所住民への食事提供システム導入、地方自治体初の民間企業委託

　福島県相馬市とシダックスフードサービスは、東日本大震災で被災し避難所で生活する相馬市住民を対象に、小中学校の給食施設を利用した食事提供システム「シダックス・そうま方式」を共同で開発し、4月18日から90日間の予定で、食事の提供を開始した。

　今回、相馬市から委託を受けたシダックスフードサービスでは、避難所に指定されている市内6ヶ所の小中学校の給食施設を活用し、また相馬市役所職員および相馬市内の地元業者と協働して、市内8ヶ所の避難所住民に一日3回各1500食の食事を提供するシステムを相馬市と共同で開発した。相馬市では、4月16日現在1228名の被災者住民が市内8ヶ所の避難所での生活を余儀なくされている。避難所住民への食事の提供を地方自治体が民間に委託するのは、全国初の試みとなる。