GEヘルスケア・ジャパンとオリックス・レンテック、小型超音波診断装置「Vscan」のレンタルサービスで提携

　Vscanは、米GEの医療に関するビジネス戦略「ヘルシーマジネーション」の厳しい認証審査をクリアし、本年10月よりGEヘルスケア・ジャパンが国内で販売を開始していた。同製品は、ポケットサイズでどこへでも持ち運びができ、片手で手軽に操作できる。1分1秒を争う救命救急、住宅や僻地・災害医療、スポーツ医学等、多彩な医療現場のニーズに応える臨床性能が評価され、すでに100台を超える受注を得ているという。

　GEヘルスケア・ジャパンは、これまでVscanを専用のWebサイトやGEグループの金融事業部門であるGEキャピタルと連携したリースおよび割賦販売を通じて提供してきた。しかし、急増する医療機関の試用ニーズに応えるには、新たな提供手法を必要としていた。

　オリックス・レンテックは、電子計測器や科学・環境分析機器、情報関連機器等、2万2,000種類、66万台以上のレンタル機器を保有し、同分野に強みを持つ。昨今では、医療機器分野も強化しており、両社のニーズが合致、今回の提携に至ったという。

　レンタルサービスは1週間単位の「Vscan トライアルレンタル」と、3年間の「Vscan 3年スマートレンタル」の2種類。1週間版の料金は1万5,000円。3年版は、オリックス・レンテック独自の「故障時代替対応」付きで、月額3万3,600円となっている。