みずほ 世界最大の資産運用会社、米ブラックロックに411億円出資

　みずほフィナンシャルグループは12日、世界最大の独立系資産運用会社、米ブラックロックに出資すると発表した。

　米大手銀行バンクオブアメリカのブラックロック株の売り出しに応じたもの。発行済み株式のうち、約300万株（2％）を5億ドル（約411億円）で取得する。

　ブラックロックは、世界24か国、60都市で展開する世界最大の独立系資産運用会社で、運用資産額は3兆4,500億ドル（約284兆円）にのぼり、約8,500人の従業員を擁する。ブラックロック・ソリューションズを通じて、リスク管理やアドバイザリーサービス、企業運用システムサービスなども手がけている。

　これまで両社は2年間にわたって日本での資産運用分野での協業を実施しており、みずほは今回の株式取得に伴い、個人向け商品ラインナップの充実、ならびに新しい金融商品を通じた企業年金分野の強化を図るという。