• 会員限定
  • 2010/07/16 掲載

ガートナー堀内秀明氏講演:3段階で行うBI実践ステップ

成長の兆しを見つけ出し、成果につなげる

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
「リーマンショック以降、景気先行き不透明感がぬぐいきれていない。いつ良い状態がやってくるのか、本当に回復する兆しを見つけるにはどうしたらいいか、というのが今の経営者の課題」。7月14日に開催された「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット2010」でガートナー リサーチ バイス プレジデント 堀内秀明氏はこう切り出した。堀内氏は不透明な経済環境下でも企業が成長を描くためのBI活用方法について解説を行った。

頭打ちのBI、その理由

photo
ガートナー
リサーチ バイス プレジデント
堀内秀明氏
 堀内氏はまず、国内大企業のBI導入率について言及。2004年の40%弱から2006年11月の60%弱まで伸張した後は、その水準で頭打ちに陥っているという。「ここ4年は、前年度に利用予定としていた分も翌年に反映されていない状況」。

 ガートナーのCIO調査で、世界のCIOが優先するテクノロジとして4年連続1位のBIは、2010年に第5位に陥落した。ただし、日本は2008年に3位、2009年に2位、2010年に4位と「ちょっと事情は異なる」状況にある。BI重視の姿勢は弱まっておらず、従業員2,000人以上の企業でBIを利用中、導入中の企業にとって、9割以上の企業で重視の姿勢がみられたという。

 こうした一見矛盾する調査結果が出た背景について堀内氏は「BIベンダーの相次ぐ買収による混乱、景気の悪化などもあるが、BIがツールからシステム、ソリューションへと進化しているから」とみる。

 というのも、BIを入れることが新しかった時代は、情報を活用できるマイニングツールとして、あるいはレポーティングできる帳票ツールとして、または隠されたデータを探し出すOLAPツールとして、部門単位で手軽に利用されていた。

 しかし、Web技術の採用による標準化、DWH(データウエアハウス)などの大掛かりなシステム構築などが必要になると「現場では手に負えなくなってきた」のだという。これがBIを重視しながらも導入には二の足を踏む結果をもたらしたのではないかとみる。これを如実に示す点して、導入担当者に「IT部門が明らかに増えてきていた」と指摘する。

【次ページ】3段階で行うBI実践ステップ
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます