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  • 2010/04/26 掲載

老舗の結婚相談所が会員データベース構築に求めた要件【事例から学ぶ、OSSでコスト削減を成功させるコツ (3)】

ビーブレイクシステムズ 営業担当取締役 高橋 明氏

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昨今、「婚活ブーム」と言われ、婚活関連サービスを提供する会社はますます激しい競争を繰り広げている。今回は、結婚相談所のE社が会員情報管理システム構築した事例を通して、データベースにオープンソースのデータベースと商用データベースのどちらを選ぶことになったのか、E社の判断基準とそれぞれのメリット、デメリットをご紹介したい。
執筆:高橋 明
今回題材にする企業の概要
企業名:E相談所
従業員数:数十名程度
事業規模・内容:全国展開している結婚相談所。加盟店方式を採用
主な事業内容:
・加盟店の募集
・会員の募集、お見合いなどのマッチング業務
・加盟店や会員に対するマッチングシステムの提供
・会員に対する各種サービス・情報提供(お見合いパーティの開催、メルマガ)

競争が激化する婚活関連サービス

 今回の主役となるE社は、加盟店方式により全国展開している結婚相談所だ。基本的には加盟店が会員を募集し、その会員に対して加盟店のカウンセラーがE社に各加盟店から登録された会員の中からお見合い相手を紹介し、コーディネートするサービスを提供していた(E社も会員の募集、コーディネートサービスの提供は行っている)。

 E社の主な業務は、カウンセラーが会員にふさわしいと思われる相手のプロフィールを紹介し、お見合いをセッティングするといった対面型のサービス(仲人業)である。

 従来同社では、自社で募集した会員の情報や、加盟店が獲得した会員の情報は、Excel上で管理し、各加盟店の会員紹介の要望に応じて会員のリスト情報を印刷し、加盟店に郵送していた。より詳細な個人情報が必要な場合は、担当カウンセラー同士が直接情報交換を行う。

 昨今は「婚活ブーム」と言われ、婚活関連サービスを提供する会社はますます激しい競争を繰り広げている。E社の課題はこうした中、加盟店数や会員数が伸び悩んでいたことである。そのため、何かしらの効果的なサービスを加盟店や会員に提供することが求められていた。

 そこで、E社は自社や加盟店が得た会員情報をWeb上で登録・閲覧できるようにし、加盟店間での情報交換を活発化する仕組みを構築することで、サービスの利便性を高め、加盟店数および会員数の増加を図り、かつ成婚率を高めたいと考えていた。

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