- 2010/01/13 掲載
米VMware、米Yahoo!からメールコラボレーションのZimbraを買収しSaaS事業に参入
Zimbraは、Ajaxベースでオープンソースのメール、アドレス帳、予定表機能などを手がけており、世界15万社、5,500万メールボックス相当のユーザーを有している。顧客には米Comcast、スタンフォード大学、Mozillaなどが含まれ、日本でも東京薬科大学などが採用していた。
米Yahoo!では2009年に同社サービスにより、有料メールボックスが対前年比86%増加することなどに貢献しており、VMwareによる買収後もYahoo!メールなどに用いられているZimbraの技術はそのままYahoo!が使用する権利を有する。
VMwareでは、SaaSを提供するZimbra買収により、企業向けクラウドサービスの強化をうたっており、今後もZimbraのコミュニティなどの取り組みをサポートしていく考え。仮想化プラットフォーム「米VMware vSphere」に最適化していくとともに、2009年に立ち上げたサードパーティー向け「VMware vCloud」上にZimbraを加えることで、SaaS事業に参入することになる。なお、VMwareでは2008年にJava関連のオープンソースWeb開発アプリケーションなどを手がける米SpringSourceを買収しており、クラウドサービスの拡充を進めている。
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