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- 2009/01/16 掲載
幅広い応用力を持つデータ保護ソリューション(2/5)
レプリケーションではシステムの障害復旧が迅速
この場合、障害発生時にはセカンダリストレージに切り替えることにより、リストア作業なしで業務を継続できる。そのため、レプリケーションのもっとも典型的なソリューションはフェイルオーバー機能との組み合わせによる災害対策(Disaster Recovery: DR)となるわけだ。ただし、遠隔地に対してデータをレプリケートする場合にはWANを介することになるだけに考慮点も多い。通常は、低帯域のWANに頼ることになるため、ブロック単位に差分データだけを転送する。このとき転送されるデータを暗号化するのは言うまでもない。セカンダリ上のレプリカは、通常、読み取り専用のファイルシステムなので、クライアントによる誤ったオペレーションに影響を受けることはない。プライマリサイトが被災すると、その時点で初めてレプリカを更新可能なプライマリとするわけだ。
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