- 2008/11/13 掲載
日本IBM、中堅企業の異機種混合ストレージ環境を一元管理 ストレージ仮想化製品を発表
「IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー(以下、SVC)」を既存システムに導入することにより、SAN環境でのディスク装置を、グラフィカル・インタフェースを介し、1台のストレージ装置に見立てて管理することができる。SVCは、IBM製品や他社製品を含む30種類以上のサーバ環境、150種類以上のディスク装置をサポートしていて、顧客の環境においてストレージの仮想化を実現する。
同製品はSVCのエントリーモデルであり、今まで大きなサーバでしか利用されていなかったストレージ仮想化の機能を、エントリーレベルのサーバ環境で利用できる製品。
既存システムに大きな変更を加えることなく導入することができ現在使用中のディスクをそのまま仮想化環境で利用できるだけでなく、古いディスク装置から新しいディスク装置へデータ移行させる場合も、サーバやアプリケーションを中断させることなく実施することができる。さらに、複数ディスク装置にまたがった仮想ボリュームイメージの作成や、将来必要と予測されるストレージ容量を現在の物理的容量に関係なく仮想的に割り当てる「シンプロビジョニング機能」により、空き容量を活用できるようになる。
最小構成価格が782万4,075円と、従来機種に比較して約30%安価で、ストレージの仮想化にこれから取り組む中堅企業の顧客向けモデル。11月21日より出荷を開始する。
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