連携するのは、日立のSOAプラットフォーム「Cosminexus」とF5のアプリケーション・デリバリ・コントローラ「BIG-IP Local Traffic Manager」。

　具体的な連携は、Webシステムの信頼性を高める機能連携がまず1つ。iRulesを用いたアプリケーションレベルでの負荷分散機能やヘルスモニタ機能を利用したサーバの計画停止、BIG-IP本体のSorry Server機能を利用したメンテナンスページ応答など。

　そして、Webシステムの開発効率の向上。Cosminexusのシステム構築支援機能「Smart Composer」を利用し、あらかじめ定義した情報をもとにBIG-IPの環境設定を一括設定で実行する。連携するCosminexus、BIG-IP間での動作バージョンについても連携検証を行い、企業のWebシステム導入段階における構築時間の短縮を実現する。

　3つ目は、F5独自のアプリケーション連携であるiControl API、iRulesを活用したシステム構築、運用自動化ソリューションの開発である。

　両社は今後も両製品の相互運用性の確認、連携ソリューションの開発を強化し、企業のWebシステム基盤構築に有益な情報とノウハウを提供、システム構築の標準化、システム化による工業化を進めていくとしている。