オンキヨーとマイクロソフト、特許クロスライセンス契約を締結

　両社は今後、AV機器やパソコン、ホームシアター等の新製品の開発でシームレスな統合と技術革新を加速させる。オンキヨーは、ホームオーディオ市場で有力な企業だが、先日、パソコンメーカーのソーテック買収を発表した。今回の契約合意により、同分野を大幅に強化するとしている。

　オンキヨー 執行役員事業開発本部長 奥田伸明氏は、「今回のマイクロソフトとの合意により、テクノロジ、コミュニケーションそしてエンターテインメントを融合することでさらに優れたソリューションの実現が可能になる」「今回のマイクロソフトとの合意は当社にとって極めて重要な協力関係の拡大を意味するだけでなく、お客様のニーズへのさらなる対応を進めようとする当社にとって大きな力となるものです。」と述べている。

　また、マイクロソフトのIntellectual Property & Licensing部門担当バイスプレジデントであるオラシオ グティエレス氏は、「業界のリーダー同士が知的財産のライセンスを通じて協力し合うことで、技術革新をさらに促進させITのエコシステム全体に利益をもたらすことができる」「我々は、マイクロソフトの保有する膨大な特許ポートフォリオに誇りを持っており、協力的なライセンスプログラムの締結を通じてオンキヨーのような業界リーダーとの協力態勢を強化し、革新的でエキサイティングなテクノロジの開発を進めていきたいと思っています。」と述べている。

　オンキヨーとマイクロソフトは、さらなる取り組みとしてWindows Rallyプログラム契約も締結した。 このプログラムの目的は、マイクロソフトのテクノロジーや合理的なライセンス方式、ならびに最新の接続機能を備えた製品やサービスを提供するための標準化されたプラットフォームを利用できるようにするもの。