- 2008/01/22 掲載
【第10回】サイト内要因のSEO対策:<meta>タグ、アンカータグ、サイトマップの活用法
ウェブサイト内のナビゲーションメニュー(会社概要、サービス、問い合わせ)は、必ずどのウェブサイトにも設置することが望ましい。ウェブサイト閲覧者にとって、見やすくわかりやすいウェブサイトになるというメリットがある。更には、検索エンジンのアルゴリズムにとっても、このナビゲーションメニュー(=リンク)は作成したウェブサイト内を、すべて巡回するのに、非常に有用である。そのために、下記の事項を注意する必要がある。
次に、画像をベースに相互リンクするときについて説明する。ウェブデザインの都合で、テキスト文字でなく画像を使わざるを得ない場合がある。その際は、必ず、<img>タグのalt属性の中に、キーワードを含めておくことが重要である。更に、<alt>属性でキーワードを含んだ画像に、<a>タグで相互リンクを張った場合、<alt>属性に書かれたキーワードと、相互リンク先の関連性が高まり、検索エンジンのアルゴリズムによる評価が高まる。
まず、フレームサイトについて説明する。フレームサイトとは、ひとつのブラウザの画面を複数に区切り、区切られた一つ一つの「フレーム」に、それぞれの「ウェブサイト」を表示する手法である。つまり、見た目は、一つのページであるが、論理的には複数のウェブサイトが一つのページに表示されているということになる。 検索エンジンのアルゴリズムは、このフレームサイトで構成されたウェブサイトは、複数のウェブサイトとして認識をしてしまう。つまり、一つのウェブサイトとして認識しないのである。
フレームサイトの欠点として、キーワードを埋め込みづらいという点がある。そして最大の欠点として、検索エンジンが一見ひとつのウェブサイトを、別々の複数のウェブサイトとして認識する為、SEO対策を施すのが困難という点である。
サイトマップとは、作成したウェブサイトのサマリーを書いたページのことだ。このサイトマップは、SEO対策の観点でも、利用者の利便性の観点でも、非常に重要である。ウェブサイトを作成する際は、必ずサイトマップを作成してほしい。 具体的に、どのようにサイトマップを作成するかの注意事項を以下に示す。
●サイトマップを作成する上での注意事項 ・必ず、テキスト文字で作成する事。 繰り返しになるが、検索エンジンが認識できるのは、テキスト文字の記述である。よって、画像などは、認識することができない。更に、タグで囲まれたテキスト文字は、非常に重要なキーワードとして認識をするので、サイトマップは基本的にはテキスト文字で構成するべきである。 ・一つのウェブサイト内に記述するリンク数は、50以下にする。 1つのウェブサイト内に、多くのリンク先を記述すると、検索エンジンがすべてを認識しない(巡回しない)場合がある。一つの目安として、50リンク以下で構成するようにしていただきたい。例えば、Googleでは、1つのウェブサイトに、100リンク程度であれば認識されるといわれているが、実際は、100リンク以下であっても認識されないケースも出てきている。よって、リンク数は50以下にすることを守ることとしよう。 ・アンカータグは必ず利用する。 繰り返しになるが、検索エンジンが巡回して認識するリンク形式は、タグである。サイトマップから、各ウェブページへリンクを張る際は、必ずタグを使うことが重要である。 |
今回は、タグをつかった具体的対策及びサイトマップ作成の重要性について説明した。次回は、ディレクトリ構造を考慮することによる対策と、今までに紹介したサイト内要因に対する対策がきちんとなされているか否かのチェック方法などについて紹介していく。
吉川 功(よしかわ・いさお) 1996年、ソフトバンクモバイル(当時、東京デジタルホン) に入社、2G/3Gの立ち上げ業務に従事。その後、ソフトバン クBBにて、法人インターネット事業のプロジェクトマネジ メント業務を経験し、2004年マルチメディア総合研究所に 入社後、アイピーモバイルにてオールIPモバイルブロード バンドの立ち上げプロジェクトに参加。 |
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