- 会員限定
- 2007/11/07 掲載
ソフトバンクの戦略の軸はインターネット、「携帯電話第3位の会社ではない」(孫社長)
-
|タグをもっとみる
売上高22%増、営業利益49%、経常利益77%増
ソフトバンクが6日発表した2008年3月期中間決算の連結売上高は1兆3647億円(前年22%増)、営業利益は1677億円(同49%増)、経常利益は1111億円(同77%増)といずれも過去最高を記録した。手元流動性は4819億円で前年より2000億円増加、ボーダフォン日本法人買収以外の有利子負債は、前年比で約1000億円圧縮した。自己資本比率は、前年の6.6%から7.9%に改善、さらに「ソフトバンクは傘下に投資有価 証券を多数保有している。これを組み入れると実質の自己資本比率は26.2%になる」(孫社長)とする。
「2台目ユーザーの重要性を非常に認識している」孫社長
シェア50.4%。この数字は、本年9月、ソフトバンクの携帯加入者純増シェアである。競合のauは40.1%、ドコモは9.5%(出典:電気通信事業者協会)。ソフトバンクは、これで5ヶ月連続純増シェアナンバー1を獲得した。それに伴い3G契約者数も急増。9月末の契約数は1,092万件で、3G比率は64%にのぼる。3Gの比率が増えたことでデータ通信のARPUも増加。2007年2Qの平均ARPUは1470円、前年同期の1380円から90円アップしている。
![]() |
解約率は低水準を維持 顧客満足度向上が純増数増加、解約率を低下をうむ ソフトバンク決算発表資料より |
その施策としてまず挙げられるのは、圧倒的な支持を得ている料金プラン。「他社の料金プランは非常にわかりにくい。わかりやすい料金体系をつくりたかった」(孫社長)と語るようにシンプルな料金体系の「ホワイトプラン」を本年1月よりスタート。開始と同時に多くの支持を受け、わずか10ヶ月で900万件の加入者を獲得した。
次に挙げられるのは、業界で初めて導入した割賦販売。新スーパーボーナスというサービス名で展開 する割賦販売は、10月末時点で800万件を突破。解約率は0.75%と3Gのそれより、さらに低い数字を出している。この低価格による長期の囲い込み戦略について孫社長は、「3番手だからできた戦略、業界トップ が取る戦略ではない」と語る。
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
PR
PR
PR