- 2007/08/24 掲載
横河電機、無線ICタグで作業員の安全を把握するシステム販売
「ASTREA PM100」は、作業員、患者等の安全管理対象者一人ひとりが無線ICタグを装着、安全管理区域内に配した基地局で信号を受信することで、対象者の状態を監視・記録するシステム。独自に開発した加速度センサ内蔵の無線ICタグにより、個人の位置の把握はもとより、姿勢(立っているか、倒れているか)や移動速度(止まっているか、歩いているか、走っているか)も把握することができる。緊急時には自動で警報を発し、管理者に対応を促す。
開発の背景には、現代の工場の省人化がある。工場などで製造装置の運転や保守に関わる作業員は、少人数で広大なエリアを担当する例が増えており、大型公共施設やトンネルなどの大規模構築物においても、保守要員は人目の届きにくい場所で作業している。このような場所で作業員が万一急病になったり事故に遭遇したりするなど不測の事態が発生した場合には、早期に発見し、救援することが重要になる。
また、病院や老人福祉施設では、看護者の目の届かないトイレなどでの患者の容態急変や深夜の徘徊などの発見にも役立つという。
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