- 2007/02/01 掲載
【沖縄県北谷町事例】Skype導入で大幅なコスト削減を実現
「オフィスデ for Skype」は企業向けSkype運用管理ソフトで、オフィスの内線電話を無料通話Skypeで利用し、通信コストの削減を実現する。また、外部とのネットワークを遮断したり、ファイル転送機能の無効化、ログ管理などの機能を搭載している。
従来、Skypeは企業ではなく、コンシューマで利用される事がほとんどだった。自治体や企業などは、セキュリティや管理上の問題があるため導入に至っていなかった。しかし、Skypeの管理ツール「オフィスデ for Skype」を組み合わせることで、Skype導入利用時の管理や制御が可能になった。北谷町役場は、Skypeを自治体業務内の内線電話として活用し、町役場と町内施設間の無料通話化に成功している。 現在、庁舎を含む児童館や保育所、小中学校、シルバー人材センター、図書館など、全52施設のうちの34施設に導入しているという。
北谷町役場は、すでに構築済みの光ファイバー網を活かして、Skypeで内線化し行政サービスの質的向上や地域コミュニケーションの活性化に積極的に取り組んでいる。
今回の内線電話システムの導入費用は、通信事業者のIP電話サービス(工事や電話機)の費用では約270万円かかるところを、1/3の約77万円で済んだという。今後、関係出先機関との連絡のほか外線通話での利用も検討、さらに必要とされる全ての施設・職員に対して導入を計画している。
そのほかファイルの交換、チャットの利用による自治体業務の効率化と、ペーパレス化やSkypeビデオ機能を利用することでの簡単なテレビ会議システムも検討しているという。
<沖縄県北谷町プロフィール> 町長:野国昌春氏 人口:27,066名(平成18年12月現在) 役場:沖縄県中頭郡北谷町字桑江226番地 ホームページ:http://www.chatan.jp/index.html 自立、交流、共生、住民と共に創造する「ニライの都市」 |
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