- 2006/08/28 掲載
サン・マイクロシステムズ、ミッドレンジクラスのディスクアレイ新製品を発売
【IT基盤】
新しいディスクアレイ製品は、マルチスレッド化されたCPUの高パフォーマンスに対応していくための戦略的ストレージ製品。本体標準価格は、「Sun StorageTek 6540」が1,308万9,000円(税別)から、「Sun StorageTek 6140」は320万7,000円(税別)からで、出荷開始は両製品とも2006年9月上旬の予定。また、「SunStorageTek 5320 NAS」の本体標準価格は、307万7,000円(税別)からで、出荷開始は、2006年8月下旬を予定している。
Sun StorageTek6540、6140は、ミッションクリティカルなアプリケーションを支えるストレージ装置として、最小構成から二重化された信頼性と可用性の高いディスクアレイ装置で、ホスト・バックエンドとも4Gb FCを採用しているため、ミッドレンジクラスのストレージとしては高いレベルの性能を発揮する。特にSun StorageTek 6540は575,000 IOPS(キャッシュベース)を記録し、ミッドレンジストレージでは業界最高水準のIO性能を持っている。
また、Sun StorageTek 6540、同6140は、コントローラーと拡張トレイで構成されるモジュラータイプのストレージアレイ装置で、ディスクドライブとしてファイバ・チャネルドライブとSATAドライブを選択でき、混在も可能。このため、使用目的別にトレイを構成し、アクセス性や容量、そしてミッドレンジクラスに求められるコスト性を考慮しながら、柔軟性の高い構成を組むことができる。また、容量の拡張が容易に行えるようになっただけなく、従来からサンで販売している機種で使用していた拡張トレイを利用することも可能で、従来機種からのアップグレードをする顧客の投資を保護する。
さらに、Sun StorageTek 6540、同6140に共通の管理ソフトウェアとして、SunStorageTek Common Array Manger(CAM)が無償提供される。オプションのデータサービスソフトウェアには、仮想化をはじめとして、スナップショット、レプリケーション、ボリュームコピーなど充実したソフトウェアを揃えている。これらのデータサービスソフトウェアは、筐体ごとに一つのライセンスというシンプルな体系をとっており、購入後の容量拡張によるライセンス料金の追加がない。
Sun StorageTek 5320 NASは、オプションソフトウエアである、Sun StorageTek Compliance ArchivingSoftwareを併せて 利用することによってWORM(Write Once Read Many)ファイルを設定することができ、きめ細かく強力なファイル保護機能を提供する。
SANストレージを Sun StorageTek5320 NASコントローラに接続することで、SANストレージをNASのファイルシステムとしてホストからアクセスすることが可能。この機能によって顧客は現存のストレージをNASとしても利用することができ、システムの柔軟性が大きく向上、結果としてストレージ環境への投資を抑えることができる。
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