Microsoft Buildは、米マイクロソフトが年に一度開催している開発者向けカンファレンスです。今まではWindowsやMicrosoft365、GitHubにVisual Studioなどさまざまなサービスやプロダクトに関する発表がされていて、一般ユーザーにとっても無視することはできないイベントになっています。
Microsoft Build2023では、「AI時代」を加速させるさまざまな情報が発表されました。話題のOpenAIが開発した「ChatGPT」を検索エンジンのBingに統合することや、「Copilot」という「ChatGPT」内に搭載されているLLM(大規模言語モデル)とマイクロソフト製品を組み合わせた次世代サービスなどが発表され、日本でも大きなインパクトを残しました。
Microsoft Buildでの発表で、ChatGPTのBrowsing機能のデフォルト検索エンジンがBingになることが明らかになりました。Browsing機能とは、検索エンジンの検索結果を基にリアルタイムなデータで回答を生成する機能で、これまでのChatGPTにはできなかった2022年以降の情報を取り入れた回答の生成が可能となっています。
「Azure AI Studio」はOpenAIの言語モデルを活用したアプリケーション開発を作成、管理、デプロイするための新しいプラットフォームです。
AIで簡潔なプレゼンテーション(セールスピッチなど)の資料を書いたり、プレゼンテーション用の画像を生成するなど、自分の目的に合ったアプリケーションを開発できます。このAIについて革新的なアップデートがいくつかありましたので、紹介していきます。
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