- 2006/01/20 掲載
米マイクロソフト、エンタープライズ向けプロジェクト管理ソリューションの強化など発表
~新しいポートフォリオ管理機能の提供、ならびにMicrosoft(R) Office ProjectおよびVisioの次期リリースを通じて、Microsoft Office EPM Solutionの拡張と強化をはかる~
マイクロソフト コーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)の最高経営責任者(CEO)であるスティーブ バルマー(Steve Ballmer)は、米国時間1月19日(木)、総計1,500人以上の企業管理職、技術者および開発者などを集め、今週米国ワシントン州シアトルで開催された「Microsoft(R) Office Project and Visio(R)」カンファレンスにおいて、Microsoft Office Projectおよび Microsoft Office Visioが次期リリースで提供する先進機能の詳細を明らかにした。同時にバルマーは、プロジェクト管理、ポートフォリオ・マネージメントおよびコンサルティングの分野における有力企業であるUMTのソフトウェアならびに知的財産権の買収を完了したことを発表した。本買収により、マイクロソフトは、現在同社が提供しているMicrosoft Office Enterprise Project Management (EPM) Solutionの機能を補完および拡張できるような、新しいテクノロジおよびコンサルタントを獲得することになる。
バルマーは、「ポートフォリオ・マネージメント機能の強化を求めるお客様の声にさらに確実に応えることが可能となるという意味で、UMTの買収は当社にとって喜ばしいことです。UMTのテクノロジを当社のソフトウェアや専門技術を組み合わせれば、新たなソリューション開発の可能性をお客様やパートナーに提供することができます」と述べている。
ポートフォリオ・マネージメントソフトウェアの目的は、プロジェクト、アプリケーション、プロダクトおよびプロセスなどのポートフォリオを、戦略的に作成、管理および最適化できるようにすること。ポートフォリオ・マネージメントは、従来からIT業界で利用されてきたものだが、個別プロジェクト、複雑なプログラム、あるいはエンタープライズ ポートフォリオといった作業方式を活用している企業であれば業態を問わず広範に適用することが可能であり、その重要性も日増しに高まっている。UMTを買収したことで、マイクロソフトは、こうした業務シナリオに対応したプロジェクト管理およびポートフォリオ・マネージメントの分野において、プロジェクトの能率的な推進、優先度決定ならびに予算管理を可能にする、統合性に優れたエンドツーエンド ソリューションを提供できるようになる。
UMTの北米担当最高経営責任者であるジル マクレフ(Gil Makleff)は、「プロジェクトおよびポートフォリオ・マネージメントのための統合的なソリューションの実現という共通ビジョンの下での協力関係が、マイクロソフトとの一体化という形で可能になったことを、我々は喜んでいます。この統合を通じて、より厳格な支出管理、より堅実かつ一貫性のある投資、プロジェクトや業務実施状況の正確かつ効率的な追跡といった機能強化を通じて、さらなる利益をお客様に提供できるようになるはずです」と述べている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR