フリーライター 岡崎 勝己
DBaaS(Database as a Service)の利用拡大はじめ、クラウド型データベース管理システム(以下、クラウドDBMS)市場が拡大している。Amazon Web Services(AWS)やグーグル、マイクロソフト、オラクルといった大手に加えて、DatabricksやSnowflakeなどの新興企業を含めた各社は差別化に向けて独自色の打ち出しに懸命だ。一方、ユーザー側に目を転じると、使いこなしに苦労するところも少なくない。ガートナー シニア ディレクター,アナリストのシンユウ・グ氏がガートナーの各種調査を基に、クラウドDBMS市場の現状とベンダー19社の動向を紹介するとともに、ユーザー企業が直面している課題とその打開策について解説する。
データベースのトップリーダーであるオラクル。もともとは定型データのみを扱うRDBMS(リレーショナルデータベース)だったが、今や非定型データも扱うことができ、オンプレ・クラウドなどさまざまな領域に活躍の場を広げてきた。さらに5月2日には、最新のOracle Database 23cにAI関連機能を追加した「Oracle Database 23ai」を発表。Oracle AI Vector Searchが追加され、ベクトルインデックスやデータのAI活用の簡素化などの機能が盛り込まれている。クラウド・AI時代のオラクルのデータベース戦略とは。オラクル・コーポレーションのオラクル・データベース・サーバー・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるアンドリュー・メンデルソン氏が語った。
HAPS(ハップス)とはHigh Altitude Platform Stationの略称で、4Gや5Gといった地上系ネットワークではない、非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)のうち、無人航空機などを利用し、成層圏から広域な無線通信サービスを提供するシステムのこと。山岳部や離島など、通信ネットワークが整っていない地域でも利用できる点が大きなメリットだ。このHAPSが、2027年の実用化に向けて大きな注目を集めている。PwCコンサルティングのシンクタンク、PwC Intelligenceにおいてディレクターを務める小林峰司氏にHAPSの技術詳細や商用化に向けた最新動向について解説してもらった。