- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
実体験から見えてきた、日本企業のDXが進まない「根本原因」
朝日氏は自らの経験を含め、多くの日本企業のDXが思うように進まない理由として「DXの前提となる現代のITアーキテクチャーに対応できていないこと」を挙げる。
「日本企業はメインフレームからUNIXベースによるオープン化までの、強固なアーキテクチャー開発を得意としていたぶん、ERP(統合基幹業務システム)やCRM(顧客情報管理)などの汎用化を前提とするシステムが登場してきても、カスタマイズによる受注型SI(システムインテグレーション)に固執しました。その結果、汎用化の延長線上にあるクラウド時代にも、完全に乗り遅れてしまったのです」(朝日氏)
国際経営開発研究所(IMD)の「世界デジタル競争力ランキング」では、日本は年々順位を下げ、2023年は64カ国中32位と過去最低の結果となった。挽回には、次々に新しい変化や改革を創出していくことが不可欠だ。経済産業省の「DXレポート2」でも、日本企業が競走上の優位性を確立するには「素早く変革し続ける能力を身につけること」、中でも「ITシステムのみならず企業文化(固定観念)を変革すること」が重要であると定義づけている。
それを踏まえつつ、「だからといって、ことさらDXを難しく考える必要はない」と朝日氏は語る。AI技術をはじめ最新テクノロジーを活用しながら推進している、三菱電機の事業変革について、さらに詳しく見ていこう。
この記事の続き >>
-
・「手離れの悪い」ビジネスに方針転換、本質を突いた「社内変革」
・大変革の基盤を作る「3つの柱」
・実り始めた「変革の成果」、“重厚長大”型の企業が変わっていく条件
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!