- 2025/04/07 掲載
インド政府、輸入車関税の段階下げに前向き 対EU交渉=関係筋
[ニューデリー 7日 ロイター] - 欧州連合(EU)がインドに対し、交渉中の貿易協定の下で輸入自動車関税の撤廃を求める中、インド政府は交渉妥結のため関税を100%以上から段階的に10%まで引き下げることに前向きになっている。複数の関係筋が明らかにした。
ただ、インド自動車業界は、関税引き下げを開始しても少なくとも30%の関税を維持するほか、あと4年間は電気自動車(EV)の輸入関税に手を付けないようロビー活動を行っているという。
関税引き下げは、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWといった欧州自動車メーカーにとって、インドへのアクセスが広がる勝利となる。
また、EVメーカーの米テスラにとっても勝利となる可能性がある。同社は今年、インドでベルリン工場から輸入するとみられるEVの販売を開始する。
インドとEUは今年中に自由貿易協定(FTA)の締結を目指すことで合意している。
欧州委員会は具体的なコメントを避けた。インド商務省からはコメントを得られなかった。
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