- 2025/04/08 掲載
米株価指数先物が下落後に一部戻す、S&P500は弱気相場入りへ
[7日 ロイター] - 米主要株価指数先物が7日、急落し、S&P500種の弱気相場入りを示唆した。ダウ工業株30種先物も最高値から20%下落した。
その後は下げ幅を縮小している。
トランプ米大統領が先週発表した貿易相手国に対する相互関税の経済への影響を懸念する投資家は国債投資に殺到している。
米10年債利回りは3.986%に低下。米国が景気後退に陥るとの懸念が高まり、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ5月にも利下げに踏み切るとの見方が出ている。
S&P500種Eミニ先物は高値から20%超急落。同指数が過去最高値から20%下げて引ける場合、弱気相場入りとなる。
寄り前の取引でS&P500種Eミニ先物は120ポイント(2.35%)安、ナスダック100Eミニ先物は476.5ポイント(2.72%)安、ダウEミニ先物は805ポイント(2.09%)安。
シティ・インデックスのシニアマーケットアナリストは、「急激な下落後のテクニカルな反発で、売り局面の終了とは限らない」と指摘。「終了には関税の一部撤回、(関税でも)世界経済は問題ないとの見方、中央銀行による景気支援への介入などが必要」と述べた。
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