ファーウェイ、24年純利益は28％減　売上高は5年ぶり大幅増

Che Pan　David Kirton

［北京／深セン　３１日　ロイター］ - 中国の華為技術（ファーウェイ）が３１日発表した２０２４年決算は、純利益が前年比２８％減の６２６億元（８６億３０００万ドル）となった。一方、売上高は５年ぶりの大幅な伸びを記録した。

同社の広報担当者は減益の主な要因として、売上高の約２０％に相当する１７９７億元を研究開発に投資したことや、前年度に計上したスマートフォン部門「オナー」の売却益がなくなったことを挙げた。

ファーウェイの発表文によると、２４年の売上高は前年比２２．４％増の８６２１億元となった。増収は３年連続。

部門別では、情報通信技術インフラ部門の売上高は４．９％増の３６９９億元、スマートフォンなどのデジタル機器を含む消費者向け部門は３８％増の３３９０億元だった。

自動車メーカーのスマートカー製造を支援するインテリジェント自動車ソリューション部門の売上高２６４億元と、４．５倍以上の増加となった。