- 2025/04/01 掲載
米通商政策で不確実性、利下げに慎重になる必要=イタリア中銀総裁
ローマでの講演で総裁は「インフレとの戦いはまだ終わったとは言えない。時として矛盾した米貿易政策の発表を主因に不確実性が高まっており、政策金利引き下げの道筋には注意が必要だ」と述べた。
ハト派とみなされる総裁だが、先週には現実的でデータに基づく金利決定を求め、今日の講演でも慎重な姿勢を改めて示した。
「(インフレの)2%目標を妨げる可能性のある全ての要因を注意深く監視することが不可欠」と指摘。
ユーロ圏の弱い景気と地政学的緊張が消費と投資を押し下げインフレ抑制に寄与している一方、不確実性の高まりで金融政策の急激な緩和には警戒する必要があるとし、これら相反する要素のバランスを取る必要があると述べた。
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