- 2025/03/26 掲載
東京ガス、26年3月期はシェールなどで純利益8割増 自社株買い1200億円
26年3月期は北米シェール事業の利益増、値上げ、不動産の売却益増などを見込む。自己資本利益率(ROE)を25年3月期予想の4.3%から8.1%へ引き上げる。
自社株買いは株式総数の9.0%に当たる3500万株・1200億円を上限とし、取得期間は4月1日から9月30日まで。25年3月期は3回に分けて400億円ずつ実施したが、来年度は前半の6カ月間で1200億円分を取得する。
27年3月期からの3年間は1000億円超の不動産など資産売却のほか、営業キャッシュフロー1兆2000億円を見込む。一方、負債も活用して1兆1000億円を投資に、2000億円超を株主還元に充てる。
このほか、25年3月期の期末配当予想を1株35円から45円に引き上げることも発表した。前年から7円50銭増配する。中間配当の35円と合わせ、年間は1株80円(前年は70円)となる。
東京ガスを巡っては、5%超の株式を保有する米ファンドのエリオット・マネジメントが不動産の整理など資本効率の向上を求めていた。
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