- 2025/03/26 掲載
NY市場サマリー(25日)株続伸、ドル/円軟調・利回り低下
ドル/円は0.58%下落し149.81円となった。一時は3週間ぶりの高値150.94円を付ける場面もあった。
ユーロは上下に変動したが、終盤はほぼ横ばい。0.02%安の1.0798ドルとなった。一時は3月6日以来の安値1.0774ドルを付けた。
英ポンドは0.19%高の1.2943ドル。トレーダーは26日に発表される春季財政報告に注目している。リーブス財務相は財政規則を満たすために政府支出を削減すると予想されている。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 利回りが低下した。朝方発表された3月の消費者信頼感指数が4年ぶりの低水準を付けたことが背景。トランプ米大統領が前日24日、関税措置を巡り柔軟な姿勢を示したことを受けた市場の楽観的な見方は、不確実な経済見通しにより打ち消される形となった。
取引終盤で同利回りは2.7ベーシスポイント(bp)低下の4.304%。序盤では一時、4.369%と、1カ月ぶりの高水準を付けていた。
この日、財務省が実施した690億ドルの2年債入札は、概ね好調な結果となった。最高落札利回りは3.984%で、入札前取引の水準を下回った。応札倍率は2.66倍と、過去6回の入札の平均である2.64を上回った。
入札を受け、2年債利回り3.9bp低下の3.998%となった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> トランプ米政権が関税政策でより柔軟な姿勢を取るとの期待から、続伸して取引を終えた。消費者信頼感統計にも関心が集まった。
トランプ大統領は24日、自動車関税を近く発表する考えを示す一方、市場が注目する4月2日の関税発表について、一部は同日の実施を見送る可能性を示唆した。
コンファレンス・ボード(CB)が25日発表した3月の消費者信頼感指数は92.9と、前月から7.2ポイント低下し、4年以上ぶりの低水準となった。低下は4カ月連続で、ロイターがまとめたエコノミスト予想の94.0も下回った。
アップルが1.4%上昇し、ナスダック総合を下支えした。一方、半導体大手エヌビディアは0.6%安だった。
電気自動車(EV)大手テスラは前日の約12%急伸に続き、この日も3.5%上昇した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米関税政策を巡る不確実性の増大を背景に、安全資産としての需要に着目した買いが再燃し、3営業日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比10.30ドル(0.34%)高の1オンス=3025.90ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> ウクライナ情勢を背景とした供給不安が幾分和らぎ、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比0.11ドル(0.16%)安の1バレル=69.00ドルだった。6月物は0.06ドル安の68.60ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 149.90/149.92
始値 150.20
高値 150.26
安値 149.56
ユーロ/ドル NY終値 1.0791/1.0792
始値 1.0819
高値 1.0830
安値 1.0791
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*12.50 4.6627%
前営業日終値 99*16.00 4.6560%
10年債(指標銘柄) 17時04分 102*14.50 4.3172%
前営業日終値 102*11.00 4.3310%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.00 4.0701%
前営業日終値 99*18.75 4.0930%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*06.25 4.0174%
前営業日終値 100*05.13 4.0370%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42587.50 +4.18 +0.01
前営業日終値 42583.32
ナスダック総合 18271.86 +83.26 +0.46
前営業日終値 18188.59
S&P総合500種 5776.65 +9.08 +0.16
前営業日終値 5767.57
COMEX金 4月限 3025.9 +10.3
前営業日終値 3015.6
COMEX銀 5月限 3418.7 +73.7
前営業日終値 3345.0
北海ブレント 5月限 73.02 +0.02
前営業日終値 73.00
米WTI先物 5月限 69.00 ‐0.11
前営業日終値 69.11
CRB商品指数 306.5121 +0.1346
前営業日終値 306.3775
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