- 2025/03/25 掲載
セブン&アイ、クシュタールがNDA契約拒否 保護条項受け入れなら締結も
[東京 25日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは25日、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)との協業に関して、2社間の秘密保持契約(NDA)締結をセブン側が拒否しているとACT社が主張していることに対し、スタンドスティル条項などの保護条項を受け入れるなら、NDAを締結する用意があるとの考えを示した。
株主やステークホルダーに向けた同日付の書簡で明らかにした。
セブンはこれまでNDAの締結を求めてきたが、ACTが交渉時に買収対象企業の株式を勝手に取得しないよう制限するなどの保護条項を盛り込むことを拒否したという。セブンがNDA締結を拒否しているというのは誤りだとした。
米独禁法上の問題解消措置としての店舗売却計画は、規模、複雑さ、範囲において前例のない規模とならざるを得ない中、ACTは「リスクの重大性を十分に認識していながら、これまで一度たりともこのリスクを自身が引き受けることを提案していない」とも指摘。独禁法上の課題を理由に、ACTの提案を拒否しているわけではなく、潜在的な店舗売却の可能性について互いに協力して検討を進めていると強調した。
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