• 2025/03/12 掲載

賃上げ定着へ「息吹感じる」=集中回答日目前に―十倉経団連会長

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


経団連の十倉雅和会長は11日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演し、12日に集中回答日を控える2025年春闘について、「構造的賃上げを定着させる分水嶺(れい)に来ているが、良いスタートへの息吹が感じられる」と述べ、3年連続となる高水準の賃上げ実現に自信を示した。

十倉氏は、構造的賃上げ実現の前提として、物価の安定と社会保障制度改革の必要性を強調。物価上昇率が「4%、5%に振れたり乱高下したら(賃上げだけでは)対応できない」と指摘し、政府・日銀に対し「2%程度のモデレート(適度)な物価上昇を実現してほしい」と要望した。

また、経団連が掲げる分厚い中間層の形成は「賃上げだけではできない」と説明。「税と社会保障の改革、全世代型社会保障(制度の実現)をやらなければ、稼働世帯、若年層の将来不安が消えない」と訴えた。

十倉氏は講演で、将来的な日本のあるべき姿と実現に必要な政策をまとめた提言「フューチャー・デザイン2040」に盛り込んだ、新たな道州制の導入や脱炭素化への積極投資など六つの施策の必要性を強調。脱炭素化に向けた電源確保には「既存原発の再稼働にとどまらず、次世代革新炉による新増設、リプレース(建て替え)を進めないといけない」として、政府主導での開発加速などを求めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕内外情勢調査会で講演する経団連の十倉雅和会長=11日午後、東京都千代田区

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます