- 2025/03/11 掲載
英労働市場の冷え込み続く、初任給伸び率が4年ぶり低水準=調査
[ロンドン 10日 ロイター] - 英国の労働市場は引き続き冷え込んでいる。10日に公表された英求人雇用連盟(REC)と会計事務所KPMGの月例調査によると、2月に正規雇用の初任給上昇率が過去4年間で最低となったほか、採用の減少も続いた。
初任給の伸びを示す指標は2021年2月以来最低を記録。採用は29カ月連続で減少したが、落ち込み幅は1月よりも小さかった。
KPMGは「採用についてはなお様子見という状況だが、減少幅が縮小したのは、追加利下げへの期待や最近の経済指標が予想を上回ったことで、企業への圧力が幾分和らぎ始めていることを示しているのかもしれない」と指摘した。
求職者数は2024年と同様に急増したが、求人数は16カ月連続で減少した。
調査は2月10─24日に約400社を対象に行われた。
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