- 2025/03/09 掲載
中国CPI、2月は0.7%下落 昨年1月以来のマイナス
前月比では0.2%下落。1月は0.7%上昇、予想は0.1%下落だった。
食品価格は3.3%下落。1月は0.4%上昇だった。1月は旧正月関連で食品価格と観光関連サービス価格が押し上げられた。
変動の大きい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は0.1%下落。1月は0.6%上昇だった。
政府は先週全国人民代表大会(全人代)で今年の成長率目標を昨年と同じ5%前後とし、インフレ率目標は昨年の3%前後から2%前後に引き下げた。
米国との貿易戦争の激化を受けて消費拡大に向けた取り組み強化も明らかにされたが、アナリストはデフレ圧力は今後も続くと予想している。
不十分な社会福祉制度を背景に、消費者や企業は支出に慎重な姿勢を崩していない。
2月の生産者物価指数(PPI)は前年比2.2%の下落。下落幅は1月の2.3%からは縮小したものの、予想の2.1%より大きくなった。
中国の輸出企業は世界的な関税の脅威と過剰生産能力で価格競争に巻き込まれ、多くが製品の値下げと賃下げを余儀なくされている。
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