- 2025/03/05 掲載
米テスラ中国製EV販売、2月は前年比約半減 2年半ぶり低水準
中国の商戦期に当たる春節(旧正月)休暇が前年の2月から今年は1月下旬にずれたことや、モデルY改良のため生産を一部停止したことが響いた。一方、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)をラインアップにそろえる中国大手の比亜迪(BYD)の乗用車販売台数は90.4%増の61万4679台と大幅に伸ばしており、ライバルの中国勢との競争が激化している。
テスラによる中国生産分の1-2月のEV販売台数は前年同期比28.7%減の9万3926台。輸出先である欧州での1月の販売台数は45%減少している。
テスラは2月下旬、中国で運転支援システム「オートパイロット」を更新したほか、改良したモデルYの納入も開始した。一方、BYDは2月、運転支援システムを搭載したスマートEVを1万ドル以下の価格帯から発売。ライバル各社も相次いでスマートEVを投入している。
テスラは中国市場で依然として高いブランド力を誇るものの、中国の小米科技(シャオミ)が今年後半に発売を予定するスポーツタイプ多目的車(SUV)「YU7」が最強の競合相手にあるとの見方が出ている。
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