- 2025/02/28 掲載
丸住製紙、民事再生法申請=負債587億円、新聞用紙4位
帝国データバンクなどによると、洋紙メーカー大手で、新聞用紙で業界4位の丸住製紙(四国中央市)は28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約587億7500円で、今年最大。デジタル化のあおりを受け新聞用紙の需要が落ち込んだほか、パルプなど原料価格や燃料費の高騰により業績が悪化していた。
同社は1919年創業。大手新聞社向けの新聞用紙のほか、雑誌やパンフレットに使われる上質紙やコート紙などの製造を手掛け、2001年11月期には売上高約702億円を計上した。
しかし、ペーパーレス化で新聞用紙の受注が減少。23年には一部の工場を停止し、早期退職者を募集したが、資金繰りは悪化。今年2月に主力の洋紙生産からも撤退すると報道されていた。
【時事通信社】
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