• 2025/02/26 掲載

米銀利益、昨年第4四半期は2.3%増 利下げ効果や引当金減少で

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[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)は25日、保険対象の金融機関を対象にした四半期調査を発表し、2024年第4・四半期の銀行全体の利益が前期比2.3%増の668億ドル、24年通年で前年比5.6%増の2682億ドルと、いずれも堅調だったと明らかにした。

米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げにより、第4・四半期に利ざやが拡大し純金利収入が38億ドル増加したほか、引当金が5.5%減の223億ドルに抑えられたことが奏功した。含み損は32.5%増加し4824億ドルに及んだものの、前年同期比でわずか1%増にとどまった。

国内預金は1.2%増だった。保険対象外の預金が3%伸びて牽引した形だった。

また、FDICはいわゆる「問題銀行」のリストアップ開示内容を変更することも併せて発表した。今回からは複数の規制当局によって評価区分が引き下げられた銀行数のみを示し、そうした銀行の資産を足し上げた総額は開示しないことに決めた。新開示基準での第4・四半期の問題銀行数は前期より2行減の66行だった。

トラビス・ヒル総裁代行は声明を発表して基準変更の理由を説明。1990年に導入した問題銀行の資産総額の開示は、大手銀行の経営規模拡大に伴って誤解を生みかねない問題に直面していると強調した。

総裁代行によると、従来のリスト基準では、資産総額が大幅に増加した場合に一般の人たちはどの大手銀行が規制当局に問題視されているのか特定に躍起になり、取り付け騒ぎを引き起こす恐れがあった。

また、問題銀行の総資産が急増した場合に市場が一気に不安定になる可能性があることから、様々な規制当局がそうした事態を考慮し、大手銀行の評価区分の引き下げをためらいかねなかったという。

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