Aida Pelaez-Fernandez

［２４日　ロイター］ - ペルーのサラルディ経済財政相は２４日、今年の国内総生産（ＧＤＰ）が４％増加し、中南米第２位の成長ペースになるとの予想を示した。またインフレ率は今後１年も２％前後で推移する見込みとした。

ペルー経済は景気後退（リセッション）から回復しつつあり、ボルアルテ政権と中央銀行は２０２５年について、インフレ圧力緩和や投資増など明るい見通しを示している。

サラルディ氏は記者会見で、ペルーの主要鉱物輸出品目である銅と金の価格が比較的高くなると予想されているほか、規制緩和による投資促進を求める動きがあると指摘。域内でペルーの成長予想を上回るのはアルゼンチンのみだと述べた。

経済省は今年のインフレ率を２％と予想。昨年は１．９７％だった。

サラルディ氏はまた、既存の財政ルールに沿った財政赤字削減を目指していると指摘。対ＧＤＰの債務比率は約３３％で、「この比率は下がるだろう」と述べた。