• 2025/02/21 掲載

米ウォルマート、通年利益見通しは市場予想下回る 消費懸念で株下落

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[20日 ロイター] - 米小売り大手ウォルマートが20日発表した2026年1月期通年決算(2025年2月―26年1月)見通しは調整後1株当たり利益が2.50―2.60ドルで、LSEGがまとめたアナリストの予想の2.76ドルを下回った。年間売上高は前年より3―4%増を見込み、市場予想の4%増を下回った。

ウォルマートは、米小売り企業で決算見通しを最初に発表した企業の一つ。米同業大手のターゲットは25年1月期決算の発表を3月4日に控えており、市場予想では売上高が1%弱減るとされている。

24年に約72%上昇し、先週は過去最高値を付けたウォルマート株は20日、6.5%安で引けた。ターゲットや米電子商取引(EC)大手アマゾン・ドット・コムの株式も下落した。

米個人消費はこの2年間、高金利と持続的なインフレに圧迫されてきた。トランプ米大統領が中国からの輸入品に新たな関税をかけ、インドやメキシコ、カナダからの製品にも関税をかけると脅していることも経済に影を落としている。

ウォルマートのレイニー最高財務責任者(CFO)は決算後の電話会見で「ある程度慎重な見通しを持つことが賢明だと思う」とし、「どのような環境でも、いくらか予測不可能なことがあるのは確かだが、それを乗り越える能力を持っていることには非常に満足している」と言及。また、業績予想にはトランプ政権が課す新たな関税の想定を織り込んでいないとしながらも、同社はいかなる関税にもうまく対処できると、詳細を示すことなく訴えた。

この日発表した第4・四半期(24年11月―25年1月)の調整後1株当たり利益は0.66ドルと、市場予想を0.02ドル上回った。売上高は前年同期比4.1%増の1806億ドル。

1株当たりの配当金は13%増の0.94ドルと、過去10年超で最高となった。

今年1月の米小売売上高は月間としては2年ぶりの低水準だったが、ウォルマートは第4・四半期の米国での既存店売上高が4.6%増えた。伸び率は市場予想の4.15%を上回った。

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