• 2025/02/20 掲載

農林中金、奥理事長が引責辞任=今期1.9兆円の赤字、後任は北林氏

時事通信社

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農林中央金庫は20日、外国債券の運用の失敗で巨額損失を計上した問題を受け、奥和登理事長(65)が3月31日付で引責辞任する人事を発表した。後任には北林太郎常務執行役員(54)が4月1日付で昇格する。2025年3月期の連結純損益は1兆9000億円程度の赤字となる見通しで、経営体制を刷新しリスク管理の強化など組織の立て直しを急ぐ。

理事長の任期は1期3年。奥氏は18年6月に就任し、昨年6月から3期目に入っていた。運用の失敗を受け、昨年4月以降は報酬を3割減額している。損失処理や1兆4000億円規模の増資にめどが付いたことで、任期途中で退く。北林氏は財務部門の経験が長く、現在は最高財務責任者(CFO)として財務立て直しの指揮を執る。

農林中金の25年3月期の赤字額は、海外金利の上昇で含み損を抱えた米欧債の売却を進めたことから、リーマン・ショックで金融市場が混乱した09年3月期(5721億円)を上回り過去最大となる。農林水産分野への融資先が限られる中、資金運用が外債に偏り、海外の金利動向に影響を大きく受ける構造になっていた。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する農林中央金庫の奥和登理事長=20日午後、東京都中央区 〔写真説明〕記者会見する農林中央金庫の北林太郎次期理事長(右)と奥和登理事長=20日午後、東京都中央区

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