- 2025/02/20 掲載
豪ANZ、減損処理資産が3年3カ月ぶり高水準に
国内大手4行が、高金利環境で貸し出しから得られる収益自体を伸ばしたものの、融資の増加ペースは鈍り、不良債権拡大に直面している構図が改めて示された。
ただシティのアナリストはノートに「グロスの減損資産増加は市場にとって懸念されるが、十分な担保が付され、引当金の積み立ては妥当に見える」と記した。
ANZの住宅ローン債権のうち、オーストラリア国内では90日を超える延滞債権の比率は7─9月に比べて1ベーシスポイント(bp)低下したが、ニュージーランドでは75bpも上昇した。
主に普通株式と内部留保で構成される「コアティア1(CET1)」は12月末時点で11.5%と9月末の12.2%から下がり、シティが予想した12.0%を下回った。
PR
PR
PR