- 2025/02/20 掲載
米国株式市場=小幅続伸、S&P最高値更新 FOMC議事要旨を精査
By Stephen Culp
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がいずれも小幅に続伸。S&P総合500種は2日連続して終値で最高値を更新した。投資家は1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を精査し、トランプ大統領が発表した新たな関税措置を消化した。
連邦準備理事会(FRB)は19日公表した1月28─29日のFOMC議事要旨で、根強いインフレや、関税などトランプ氏の政策がFRBのインフレ目標達成への取り組みに及ぼし得る影響について懸念を表明した。同会合では政策金利を据え置いた。
マーフィー・アンド・シルベストのシニア・ウェルス・アドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「(議事要旨では)今後経済が減速する可能性を巡る議論があった。おそらく、それが投資家に利下げの可能性があるという考えを与えている」と指摘。
「とはいえ、関税に関してより明確になるまで、(FRBは)行動したがらないだろう。その点からすると様子見だ」と語った。
トランプ氏は18日、米国に輸入される自動車に25%程度、半導体と医薬品に対しても同程度の関税を課す考えを示した。
ノルテ氏は「関税は交渉の切り札や脅しで、かみつくというよりも吠えるだけという見方が出始めているようだ」と指摘した。
この日は住宅株が1.5%安と、市場をアンダーパフォームした。
商務省が発表した1月の新築住宅着工件数が年率換算で9.8%減少した。需要低迷や高水準の住宅ローン金利、寒波などの影響で大幅に落ち込んだ。
S&P主要11セクターでは、ヘルスケアが最大の上昇率を記録。素材と金融はマイナスだった。
電動トラックメーカーのニコラは39.1%急落。連邦破産法第11条の下で資産売却を進めると発表した。
四半期決算が赤字となった化学品大手セラニーズは21.5%下落した。
半導体メーカー、アナログ・デバイセズは四半期の利益と売上高が市場予想を上回り、株価は9.7%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。ナスダックでも1.22対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は163億6000万株。直近20営業日の平均は155億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44627. +71.2 +0. 44478. 44636. 44312.
59 5 16 12 19 65
前営業日終値 44556.
34
ナスダック総合 20056. +14.9 +0. 19994. 20099. 19928.
25 9 07 50 39 89
前営業日終値 20041.
26
S&P総合500 6144.1 +14.5 +0. 6117.7 6147.4 6111.1
種 5 7 24 6 3 5
前営業日終値 6129.5
8
ダウ輸送株20種 16547. -257. -1.
30 14 53
ダウ公共株15種 1018.7 +5.32 +0.
0 52
フィラデルフィア 5309.6 +61.8 +1.
半導体 9 3 18
VIX指数 15.27 -0.08 -0.
52
S&P一般消費財 1839.3 +0.61 +0.
9 03
S&P素材 565.89 -6.65 -1.
16
S&P工業 1173.7 +0.99 +0.
5 08
S&P主要消費財 906.65 +7.07 +0.
79
S&P金融 866.77 -0.29 -0.
03
S&P不動産 265.73 +0.43 +0.
16
S&Pエネルギー 695.91 +4.83 +0.
70
S&Pヘルスケア 1703.3 +21.1 +1.
6 6 26
S&P通信サービ 366.99 +0.01 0.0
ス 0
S&P情報技術 4713.9 +6.92 +0.
3 15
S&P公益事業 406.63 +1.82 +0.
45
NYSE出来高 10.77億
株
シカゴ日経先物3 ドル建て 39005 - 大阪比
月限 165
シカゴ日経先物3 円建て 38985 - 大阪比
月限 185
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