- 2025/02/20 掲載
英ISA改善を要望、大手銀や運用会社が株や債券投資促進で
英景気低迷に直面するスターマー政権はこれまでにも増して成長を押し上げ、英金融業界を米ニューヨークなど世界の金融センターと互角に戦えるにようにする改革圧力にさらされた形だ。
関係者らによると、投資業界の要望として、個人貯蓄口座(ISA)の税制を改正し株式や債券への投資を促進することが主要議題の1つになった。業界側は長年要望してきた案件として、株式投資の際に課される印紙税の引き下げを求めた。
また業界側は予算案にも言及し、その中で非居住者の富裕層に恩恵を与えてきた税制の抜け穴をふさぐ措置が取られたことを挙げ、英競争力に及ぼす影響について指摘した。
リーブス財務相は英競争力強化のため規制を簡素化したいとの従来の意向を改めて表明したという。
会談にはJPモルガンやブラックロックのほか、米ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、シティグループ、英資産運用大手フィデリティ・インターナショナル、シュローダー、アバーディーンの経営幹部も出席した。
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