- 2025/02/07 掲載
午前のドル一時150円台に下落、一巡後は買い優勢
朝方は海外時間のドル安地合いを引き継ぎ、151円前半から徐々に値を切り下げたが、一時的に150円台を付けた後はドル買い/円売りが優勢となり、朝方の水準まで値を戻した。「ドルが安いところでは買いたい向きも多い」(りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏)との指摘がある。
ただ、「ここ最近の下げは予想外で、輸入勢には下値を探る向きもみられる。米雇用統計次第では150円割れも視野に入るため、様子見ムードを強めている」(国内銀の為替セールス担当)として、フローが薄い中で値幅が大きくなっているとの見方もあった。
米雇用統計の公表や日米首脳会談などを控えていることもあり、「ポジション調整の売買も交錯しやすい」(同)という。
米新規失業保険申請の増加などから軟調な米雇用統計を見越す向きもある一方、今週は指標や日銀審議委員の発言で日銀の追加利上げの思惑も強まってきており、「もう少しドル売り/円買いは続きそうだが、ポジションの偏りもなく勢いが強まって急落するほどではない」(りそなの井口氏)との見方もあった。
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