- 2025/02/04 掲載
テスラ、北欧で販売激減 マスク氏の欧州政治介入を嫌気
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がドナルド・トランプ米大統領を強く支持するとともに、欧州政治に介入する極端な意見発信を繰り返していることをノルウェー首相らが非難している中で、テスラのイメージ悪化が販売に打撃を与えていることが浮き彫りになった。景気への期待感の高まりを背景にスウェーデンの1月の自動車登録台数全体は前年同月比14%増、ノルウェーは82%増と好調な中で、テスラの絶不調ぶりがあらわになっている。
スウェーデンの通信社TTによると、トランプ氏の大統領就任後に実施されたノーバスグループの調査では、テスラに肯定的な見方をする回答者が11%となり、1月15―17日に実施された同様の世論調査の19%から低下。一方、テスラに否定的な見方をする割合は47%から63%へ上昇した。
テスラのクロスオーバースポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」は、2024年にはスウェーデン、ノルウェーでそれぞれ最も多く売れたモデルだった。
Xを所有するマスク氏は、自分に対する批判について民主主義と言論の自由に対する冒とくだと主張している。
テスラは3日のコメント要請に応じていない。
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