- 2025/01/27 掲載
ヘッジファンド業界、2024年末の運用資産は4.5兆ドル=調査
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米調査会社HFRが24日発表したリポートによると、2024年末時点のヘッジファンド業界の運用資産額は前年比9.75%増の4兆5100億ドルだった。
総資産の前年からの増加幅は4014億ドルと、21年以降で最高。さまざまな投資戦略における好調な運用成績が資金流入を後押しした。
昨年の純流入額は104億7000万ドルで、21年以降初めて流入超過となった。
ヘッジファンドの運用資産は2015年以降に約56%増えているが、業界は投資家からの新規資金の呼び込みに苦戦している。この10年では1668億ドルの流出超過で、新規資金ではなく運用が成長の原動力となっている。
ヘッジファンド業界全体の運用成績の指標であるHFRIファンド・ウェイテッド・コンポジット指数は2024年に9.83%上昇した。S&P総合500種指数のリターンは23.3%だった。
HFRのケネス・J・ハインツ社長は「資金運用担当者、機関投資家、投資家が米国および世界の金融市場構造、規制、資本に重大かつ広範囲な影響を及ぼす可能性のある全面的な政策変更に備えるのに伴い、世界のヘッジファンド業界の総資産は5四半期連続で過去最高を更新した」と述べた。
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