無担保コール市場で翌日物が0.4％台後半で取引、17年ぶり高水準＝短期金融市場筋

［東京　２７日　ロイター］ - 短期金融市場の関係者によると、金融機関が短期の資金貸借を行う無担保コール市場で翌日物（ＴＯＮＡ）が０．４％台後半で取引されている。ある市場筋は「日銀が２４日に２５ベーシスポイント（ｂｐ）の追加利上げを決めたことを受け、前営業日のレート水準からちょうどその分、上方にスライドした格好だ」と述べた。ＴＯＮＡの加重平均レートも０．４％台後半となれば、２００８年１０月以来１７年ぶりとなる。

日銀は２４日、政策金利であるＴＯＮＡの誘導目標をそれまでの０．２５％程度から０．５％程度へと引き上げる金融市場調節の変更を決定。翌営業日に当たる本日から、その変更が適用された。