- 2025/01/26 掲載
トランプ氏、TikTok買収で複数人と交渉 30日以内に決断か
[米大統領専用機上 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の買収を巡って複数人と交渉しており、今後30日以内に同アプリの将来について決断を下す可能性が高いと述べた。
フロリダへ向かう大統領専用機内で記者団に「私はTikTokについて多くの人と話しており、TikTokには大きな関心が寄せられている」と述べた。
ロイターはこれに先立ち、事情に詳しい関係筋2人の話として、TikTokの運営を事実上掌握するためにトランプ政権がソフトウエア会社オラクルと外部投資家グループを活用する計画に取り組んでいると報じた。
同筋の1人によると、ホワイトハウスが交渉している取引では、TikTokの中国親会社「字節跳動(バイトダンス)」がTikTokの株式を保持するものの、データ収集とソフトウエア更新はオラクルが監督する。同社はすでにTikTokのウェブインフラ基盤を提供している。
ただ、トランプ大統領は機内で記者団に対し、TikTok買収についてオラクルのラリー・エリソン氏と話したことはないと述べた。
関係筋は、オラクルとの潜在的な取引条件は流動的で、変更される可能性があると明らかにしている。
交渉中の取引では、バイトダンスに出資している米投資家の参加が見込まれているという。バイトダンスの米投資家には、ジェフ・ヤス氏のサスケハナ・インターナショナル・グループ、ジェネラル・アトランティック、KKR、セコイア・キャピタルが含まれている。
各社いずれからもコメントを得られていない。
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