- 2025/01/24 掲載
米コストコ株主総会、多様性プログラムの見直し要求案を否決
[23日 ロイター] - 米会員制倉庫型量販店のコストコ・ホールセールが23日開催した年次株主総会で、同社の多様性、公平性、包摂性(DEI)プログラムを維持するリスクに関する報告書の提出を求める提案が否決された。
この株主投票は企業のDEIプログラムに関する投資家の価値観を占う試金石になるとみられていた。
コストコによると、株主の98%以上が反対票を投じた。
昨年、米企業のDEIプログラムなど社会的配慮への取り組みに反対しようとする株主決議案への支持は平均で2%に満たなかった。
モーニングスター・サステナリティクスのスチュワードシップ・リサーチ&ポリシー・ディレクター、リンジー・スチュワート氏は「(コストコでの同様の結果は)職場の包摂性を巡る政治的環境が変化しているとしても、反DEI決議を支持する投資家が少ない傾向が今のところ変わっていないことを示している」と述べた。
20日に就任したトランプ大統領は、連邦政府機関や連邦政府請負業者、民間企業のDEIプログラム廃止を求める大統領令を発表している。
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