［ワシントン　１６日　ロイター］ - 米商務省が１６日発表した１１月の企業在庫は０．１％増と、市場予想と一致した。小幅な増加にとどまり、第４・四半期の経済成長に寄与しない公算が大きいことを示唆した。

前年同月比では２．６％増だった。

小売在庫は１１月に０．２％増加し、先月発表された推計値の０．３％増から下方修正された。１０月は０．２％増だった。

自動車在庫は０．３％減となった。推計値は０．４％減、１０月は横ばいだった。

国内総生産（ＧＤＰ）の算出に使われる自動車を除く小売在庫は０．５％増加した。推計値は０．６％増、１０月は０．３％増だった。

卸売在庫は０．２％減少した一方、製造業在庫は０．３％増加した。

企業売上高は０．５％増。１０月は横ばいだった。

１１月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は１．３７カ月と、１０月から変わらなかった。