- 2025/01/08 掲載
自動運転車の業界団体、米政府に規制緩和を要請
[ワシントン 7日 ロイター] - 自動運転車メーカーの業界団体、自動運転車産業協会は7日、米政府に対して自動運転車の採用を阻む障害を取り除き、採用のスピードを速めるための取り組みを強化するよう要請した。
協会は「米連邦政府の不作為によって規制の不透明感が生じている」とし、中国は自動運転車技術で米国のリードを奪う決意だと指摘。米運輸省に対し、「自動運転車の設計、構造、性能に対する責任を明確にし、主要分野における取り組みを強化する」よう求める政策枠組みを発表した。
協会のジェフ・ファラー会長はインタビューで「連邦政府は近年、十分な行動を起こしていない」、「進展のなさに苛立ちを感じている」と訴えた。
協会は2023年にも運輸省に取り組みの強化を求めた。ブティジェッジ運輸長官は7日のインタビューで、「現在の初期段階で非常に(規制が)厳格であることが、この技術が人命を救う潜在能力を十分発揮するのに役立っていると考えている」と述べた。
ロイターなどのメディアは、トランプ次期米大統領が自動運転車の採用障壁を緩和したい意向だと報じている。
協会には独フォルクスワーゲン(VW)、米フォード、米アルファベット傘下のウェイモ、米ウーバーなどが名を連ねている。
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