- 2025/01/08 掲載
米CFTC委員長が辞任、トランプ氏就任に合わせ
商品デリバティブ(金融派生商品)市場を監督するCFTCは金融政策においては存在感が小さかったが、トランプ次期政権が仮想通貨を推進する中、CFTCはより重要な役割を果たすことが予想される。
トランプ氏はベーナム氏辞任後、共和党のCFTC委員の中からサマー・メルシンガー氏、もしくはキャロライン・ファム氏を委員長代行に指名するとみられている。
2017年以来民主党のCFTC委員だったベーナム氏は21年にバイデン大統領に委員長に任命された。仮想通貨業界に対し厳格だった証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長に比べ、より穏健派とみられていた。それでもCFTCは仮想通貨業者を相手取った訴訟を複数回起こした。
ベーナム氏は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、仮想通貨業界に対する規制は不十分と指摘。「米国で規制されていないデジタル資産の領域は依然広大で、この穴を埋めることが重要だ」と述べた。
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