[北京 ７日 ロイター] - 中国人民銀行（中央銀行）が７日発表した公式統計によると、人民銀行は２０２４年１２月に２カ月連続で金準備を積み増した。

人民銀行は１１月、７カ月ぶりに金の購入を再開していた。

１２月末時点の金準備は７３２９万トロイオンス。１１月末は７２９６万トロイオンスだった。

金準備の価値は１１月末の１９３４億３０００万ドルから１９１３億４０００万ドルに減少した。

人民銀行は２４年５月に金の購入を停止。それまでは１８カ月連続で金を購入していた。

人民銀行が金の購入を再開したことで、中国の投資家の需要が拡大する可能性がある。

サクソ・バンクのコモディティー戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は「広範なドル高と利回りの急上昇で年末の金価格が軟調だったことを考えると、１２月の人民銀行による追加購入は、市場に安心感を与えるだろう」と述べた。