- 2024/12/27 掲載
利上げ判断「辛抱強さ必要」=12月日銀会合「主な意見」
日銀は27日、今月18、19日に開いた金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。同会合では利上げ見送りを決定。政策委員の一人は「利上げを判断する局面は近いが、現段階では米国経済の不確実性が一巡するのを今しばらく注視する辛抱強さも必要だ」と指摘。来年1月就任のトランプ次期米大統領が打ち出す経済政策を見極めるべきだとの意見が出された。
ある委員は会合で、2%の物価上昇目標の達成に向け「見通し実現の確度は高まっている」と発言。「円安進行に伴う輸入物価の上昇が目標実現につながるだけに、前もって金融緩和度合いの調整を行うことも必要だ」との見解も示された。
【時事通信社】 〔写真説明〕金融政策決定会合に臨む日銀の植田和男総裁(中央)ら=19日、東京都中央区の同本店(代表撮影)
PR
PR
PR