- 2024/12/23 掲載
米ウェルズ・ファーゴも脱退、排出量ゼロ目指す銀行間の取り組み
政治的な圧力が高まる中、主要行の間で気候変動対策への取り組みを後退させる動きが出ている。
ゴールドマン・サックスも2週間前にNZBAから脱退した。
共和党の一部は気候変動対策を推進する企業に圧力をかけており、先月には資産運用大手ブラックロック、バンガード、ステート・ストリートの3社が気候対策を通じて反トラスト法(独占禁止法)に違反したとして、テキサスなど共和党が主導する11州が訴訟を起こした。
ウェルズ・ファーゴは脱退の理由を示さなかった。
NZBAの広報担当者は「アライアンスはいずれの銀行の離脱も望まないが、ウェルズ・ファーゴが個別の事情に基づいて下した決定を尊重する」と述べた。
NZBAのウェブサイトによると、加盟銀行は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする目標に投融資ポートフォリオを合致させることを目指す。
広報担当者によると、2021年4月の設立以降、5行が脱退する一方で100行以上が加盟している。
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